チューニングは、ときにトップシークレットと呼ばれる。それぞれの経験上、引き出された結果。そのチューニングを知ったとしたら、圧倒的な結果の違いを出すことができるだろうか。
答えは、NOだ。そのチューニングが施されるまでに、アングラーは、数々の思考や失敗を繰り返している。その背景が、チューニングに命を与える。
だから、それを知ったとしても、諸手を挙げて喜ぶのは早い。それは、あくまでもキッカケでしかない。それをヒントに自分の息を吹き込みスタイルを作らなければならない。
自分のモノにする向上心と覚悟がいる。他人の書いた文章を読み上げても心に響かないのと同じだ。他人の書いた文章でも、それを自分の感性で理解し、自分の言葉で語れるようになれば、心にも響いてくる。
チューニングの方法自体がシークレットではない。そのウラにある背景や行間こそがシークレット。それをただ簡単に盗もうとしてはいけない。自分のものとして自分だけのシークレットを作る。そういった見方を持って挑めば、シークレットを身に付けることは難しくない。
そして、そういったシークレットの積み上げによって、独自の個性やスタイルが確立されていくのだ