ロッド、ライン、リール、ルアー。タックルバランスというのは、無視出来ない。すべての必要となる要素を同時に満たすことができないというのが現実。ラインは、強ければ太くなる。細くしたければ、一方で強さを妥協する。
何事も、極端は良くない。使うルアーを中心においたとき、そのものを活かすための中庸のバランス。それが、タックルバランスといえるだろう。
ルアーとロッドの関係を考えるときは、大きく3つの要素を考える必要があるだろう。ひとつは、ロッドの長さ。アプローチに適した長さはどれくらいか。
そして、二つ目は、テーパーデザイン。ルアーの特性を考慮したとき、どんなテーパーデザインが適切か。テーパーは、キャストとアワセの側面から、ベストなものを考えてみるといいだろう。
そして、最後にルアーウェイト。ロッドには、適用ウェイトの幅がある。その上限下限一杯というのは考えもの。その中心くらいを目処にするように配慮したい。
もうひとつ重要なことは、ルアーウェイトの考え方。3/8ozのシンカーに3gのワームをつける。このルアーウェイトは、およそトータルで1/2ozになる。
3/8ozのスピナーベイトも、実際は3/8ozではないだろう。ルアーウェイトを考えるときは、そのトータルウェイトで考えるのが賢明だ。この考え方をうまく使えば、ロッド選びに幅もでる。
シンカーは軽めでもワーム重量で調整すれば、ワンラク上のロッドがチョイスできるかもしれない。タックルバランスは、結局のところアングラー次第。妥協せず、ベストを追及していきたいところだ。