この時期、水通しがカギとなる。その代表的なスポットとして、岬がある。岬は、ボディウォーターに張り出しているケースが多々あり、シャローとディープを最短で結ぶルートにもなりうる。
岬の種類としては、大きく4つに大別される。
1.一定的に緩やかな岬
2.一定的に急な岬
3.途中にクボミがあり、先端が島のようになっている岬
4.途中にフラットがある岬
この中で、一番見込めるのは、4番目の岬、そして、次は、3番目の岬だ。次に注目するのは、岬を形成する底質。底質は、複合している場合がよい。
砂礫質+岩や溶岩質。岩や溶岩質+砂礫。そういった底質の変わり目には、連続性を途切らせる「変化」がある。そういった変化は、一等地としての条件を十分に備えている。あとは、そこに付くバスの状態を想定し、クランク系とフォローベイトをローテーション。
ここにも、大局から小局への見方が重要だ。岬の形状やシチュエーションからエリアを絞る。そして、底質の変化からスポットを割り出していく。
「岬」と一言にいっても、区別の視点を持ってみると、ひとつひとつのキャストにも信頼性が増してくる。岬の魅力を見極め、引き出してみる。岬マニアになってみないか。