ルアーの使用される傾向に、ひとつ興味深い傾向がある。パドルテールワーム。このタイプは、東西で認識が違うようだ。
霞ヶ浦などの東エリアでは、使用される頻度はそこそこあるようだ。しかし、琵琶湖など西エリアでは、あまり、好んで使われることがない。
この違いを、ヨシノボリ系のベイトへの認識や状況の違いからではないという意見もある。いろいろな見方はあるだろうが、本来のワームの持つポテンシャルを見る。パドルテールは、タテの小さな動きでも、アピールしてくれる動きをする。タテの動きに強いワームといえる。
考えられるシチュエーションは、ペグ止めしたテキサス。ウィードのポケットに入れて、タテにアクション。カーリーテールに比べ、すり抜け精度もよいし、タテの動きで、水を動かす力も大きい。
あまり使われないことは、釣れない理由になるだろうか。状況にマッチさせれば、ポテンシャルは発揮できる。
だから、釣れるという見方もできる。
小さなポケットを効果的に攻略するには、外せないルアータイプのひとつだ。もし、タックルボックスで眠っているなら、もう一度スポットライトを当ててみてはどうだろうか。