ショップに行くと、いろいろなルアーがある。雑誌を見ると、いろいろなルアーがある。そして、それぞれのルアーにウリがある。
商品として成立させるためには、セールスポイント、つまりウリをアピールする必要がある。そのコンセプトの斬新さや新しさ。そして、その魅力がアングラーを惹きつける。
気付けば、タックルボックスの中には、いろいろなルアーが溢れ、「眠っている」。ルアーを選択するときに、中心におく考えがある。それは、その「タイプ」と「使う場面」。
ルアーには、60年以上の歴史を反映したタイプがある。それは、本場アメリカで過去の偉人たちが経験と実績から得たもの。
それ以上のものは、出てこないし必要ないというのが答え。今、世の中にあるルアーは、それを「アレンジ」したもの。
だから、必ずどれかの「タイプ」に分類できる。そして、タイプは、「使う場面」に繋がる。そのタイプと使う場面が想定できないなら、そのルアーを買っても、おそらく出番はない。
今まで使っていたルアーと、その役割が重なるなら、どちらかを、「選択」する必要があるということ。こうして「一軍」が作られていく。
この過程をなくしてルアーを増やすことは、タックルボックスの肥やしを増やすことになりかねない。この考え方で取り組めば、必要なルアーは、そんなに多くないことに気付く。
そして、信頼できる一軍が出来上がれば、もう迷う必要はなくなるのだ。