至近距離での攻防

鯉が泳ぐ池の前で手を叩く。鯉たちが、エサを求めて集まってくる。この挙動について、ひとつの誤解がある。それは、「鯉が『音』に反応しているのではない」ということ。

水中に伝わる音、聞こえる音というのは、水を振動させるものでなければ伝わらないという。なぜなら、外で鳴らされる音は、水面ではじかれて、水中には届かないからだ。

池の前に立って手を叩かずとも、鯉は集まってくる。逆に、姿を隠して手を叩いてみても鯉は集まらない。つまり、サカナにとって、陸上での出来ことは、視覚に頼るところが大きい。

陸上に動く影を、サカナはすばやく察知する。陸上からの攻撃に対する警戒度は高い。だから、フィールドに近寄る場合に大切なのは、抜き足差し足で、音を立てないことではない。

姿を見せないように、身を隠しながら近づくことだ。こちらから、サカナが目視できれば、向こうからも見えていると思って間違いない。

そして、もし思わず気付かれたと感じたら、じっと動かないことで、注意をそらすことができる。至近距離での攻防を戦略とするならば、相手の視角を考慮することを忘れてはいけない。

リグやテクニックは、その次の話だ。

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