ディープの選択

10m以上のディープの釣り。それは、また独特のスキルを要してくる。ラインがそれだけ長くなれば、それだけ、弛みも出てくるし反応も鈍る。そして、何より、アワセの力が、ダイレクトにフックに伝わりにくくなる。

ジグ系であれば、それでもロッドパワーでカバーできる。しかし、フィネス系の釣りであれば、そうもいかない。フックというのは、まず針先を差し込むことが先決。あとは、適度のテンションでフッキングに持ち込める。

ディープの釣りの場合、その「針先を刺す」ということが難しくなる。スィープなフッキングだけでは足りず、リールの高速巻取りでようやく追いつく感じになる。しかし、それでもバレる場合もある。

その対策として、最も簡単な方法は、ティップの入るライトなロッドを使うこと。まず、そのティップが入ることで、弾くことなく、ロッドのしなりでフックポイントを刺す。後は、スィープ&高速リーリングでカバー。

これで、フックセット率は大幅にアップするだろう。ただし、これには欠点がある。ディープであるにも係わらず、軽めのシンカーになること。風が吹いたり、波が立てば、もう何をしているのか判らなくなる。

何を犠牲にし、何を捨て、何をカバーするのか。ここにアングラーの選択が必要になってくる。ディープの釣りというのは面ではなく、点の釣りにならざるを得ない。

それだけ、選択肢は絞り込まなければならないし、その絞込みは、アングラーの思考や力量も露呈する。冬の釣りは、決して楽ではない。しかし、それでも足をフィールドに向かわせる。

そのひとつひとつの選択を研ぎ澄ませていくことは、アングラーを、さらに前進させることになるのだろう。

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