冬のフィールド。まず、シャローかディープか。もし、シャローにカバーがあるなら、ディープに隣接するカバーを距離をおいてアプローチ。減水などで、カバーに乏しければ、ディープを基本として組み立てることになる。
シャローを攻めることにするならば、ジグを基本して、スピナーベイトも用意。スピナーベイトは、コロラドブレードに変えておくことで、よりゆっくりとしっかりと泳がせることが出来る。
シャローカバーから少し離れたハンプなどは、小ぶりのシャッド系もいい。選ぶ基準は、しっかりと潜ってくれること。障害物を回避する性能に優れているという点では、先細りのリップ形状をしたものがよいだろう。
冬といえば、どこか限定的な釣りをイメージする。確かに、バスの行動範囲は限定的になる。しかし、シチュエーションが異なればアプローチも異なる。
フィールドの状況を読み解けば、使えるルアーの幅や楽しさも広がってくる。しかしながら、選択肢を増やすことは、逆に、迷いを増やすことにも繋がっていく。
パターンを組み立てるという基本スタンスにたって、手当たり次第というよりも、ローテーションを意識する。そういった意味でも、冬という季節は、アングラーに深みを与えてくれる季節だといえる。
万全の準備と共に、フィールドに出よう。それは、春のための一助となるに違いない。