重たい雲がのしかかる様な日が数日間続くと、雲が屋根となって、放射冷却が起きない。故に、日中の大気が押し込められ、気温は、低下することなく高く維持される。そういった状況下で降る雨は、総じて、暖かい雨となる場合がある。
暖かい雨は、まずシャローの水温を上げる。その水温を変化を敏感に感じ取った個体は、シャローのカバーに身を寄せて狩りを行う。特に、シャローに濁りが出たような場合、カバーに擦り付けるようなタイトなアプローチが要求される。
そういった状況を想定した場合のアプローチとして、選択したいのが、スピナーベイトだろう。まず始めは、シャローラインにあるストラクチャー。バンクにそって、並行に引く感覚でカバーを攻める。
レイダウンはもちろんのこと、ちょっとした岩や、立木へのアプローチも、しっかりと行いたい。ブレードのコンビネーションとしては、浮力を生かしたいことから、コロラドタイプが中心。
ダブルブレードのコンビネーションにするとしても、リアはインディアナまでに抑えておきたい。こうした状況では、クランクベイトも効くだろう。それは、カバーとレイクとの相性を踏まえればいい。戦略というのは、どんなときでも先手が有利。
後手に回れば回るほど、選択肢が奪われていく。自然の変化は、必ずバスを動かしてくる。自らが行動を起こして、選択肢のアドバンテージを持とう。