ターゲットの水深が、4~5m。ジャークベイトで攻めたいと考えたときのメソッド。通常のジャークやトゥイッチでは、せいぜい、1m前後までしかトレースできない。ハードジャーキングメソッドは、さらに下のターゲットを沸きあがらせることができる。
通常のトゥイッチングでは、ロッドの振り幅は、20~30cm程度だろうか。一方、ジャーキングといえば、ロッドワークで50cm~70cmくらいを引いてくる。ここでいうハードジャーキングでは、ジャーキングの幅を、トゥイッチングでカバーする。
まるで、それは、湖面をロッドで激しく叩くように感じる。ジャーキングのようにジャークの後にステイさせる、ストップ&ゴーのイメージでもない。イメージとしては、あくまでもトゥイッチング。それをジャーク幅で、激しく行うといった感じだ。
ステイは、ラインスラックを取るときの間くらい。その間に、バスはバイトしてくる。激しい動きが、ルアーそのものを深く潜らせる。そして、その激しさが、サカナに気付かせ、寄せてくる。ドラッギングの要領で、潜らせてもいいが、このメソッドの方が、勝負は早い。
比較的、サイズが選べることも魅力的だ。バスを湧き上がらせる状況と水深が揃えば、このメソッドは、十分に面白いメソッドになりうる。