いよいよ産卵を間近に迎えると、バスの意識も、食欲から繁殖にシフトする。そういった時期に、試したいメソッドとして、フルークドラッギングがある。
フルークとは、シャッドタイプのワーム。バスアサシンなどボリューム感がある。サイズは、4~5インチの大きめでいい。シャローレンジにキャストしたら、風に流されるようにドラッギングする。
早く引きすぎると浮き上がりすぎる。底スレスレを舐めるように引きたい。ネスト作りを意識し始めた、バスのテリトリーに入ればバイトに持ち込める。
クリアレイクで、水深が深めのところなら、小さなシンカーをテキサススタイルでつける。産卵前のナーバスなバスは、簡単にハイアピールで引き寄せらせない。
バスの警戒域にスッと入り込んで、むしろ食性ではなく排除行為を誘う。追ってくる行為が見えても、固執しすぎないことも重要になる。
まず、自分の想定している、テリトリーを越えて追ってくることはない。産卵前の憂鬱。警戒心を必要以上に煽ることなく、口を使わせる距離にまで入り込む。
反応が薄いと感じたら、こうした展開を想定してみるのもいい。