自分のものにする

アタリが小さくて乗り切らないとき、田辺プロは、ラインを変えて対応した。通常のフロロラインよりも伸びが少ない、PEラインを使って、アワセの力を全力で伝える。

こうした対応で獲ったサカナについて、「PEだから、獲ることができた」といった。フックがきっちりとフッキングするかどうか。それは、ラインだけの問題ではないかもしれない。

フックポイント、ライン、ロッド、タイミング。こうした要素の内、どれかが明らかに劣っていれば、他の要素を、いくら追求しても、その効果は薄い。考えられる要素を高次元で保ちながら、あと、ほんの少しの部分が補って行く。

だからこそ、より高い成果を得ることが可能になる。こうした様々な要素の係わりを理解しないで、PEだからいいと理解すれば、それは決して同じ結果には行き着かない。前提となるレベルに至ってこそのテクニック。

真似るならば、その前提となるレベルまで。それを知ろうとすれば、その背景や歴史に目を向ける必要がある。そのものを、より正確に描き表現しようとすれば、そのもの自体よりも、その周囲を正確に描くこと。

人についていえば、その周囲とは、その人の縁だ。どういった背景や歴史が、その考え方を作ったのか、そして、その人を取り巻く状況とはどういったものなのか。テクニックとは、そうした縁によって力を持つ。

同じ事をしているのに、結果が違うということはよくある。そうした場合には、その周囲に目を向けてみる。そして、すべてを理解して受け入れたら、納得する。つまり、自分の縁に入れ直すということだ。

テクニックの周囲を描いて、自分の縁に取り込む。それが、自分のものにするということだろう。

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