駆け引きを伴う勝負事においては、どれだけ、自分のペースに持ち込めるかがカギとなる。これは、バス釣りにおいても同じことがいえる。しかし、人間と同じような感情を持たないバスに対して、駆け引きや自分のペースというのは、イメージできないかもしれない。
バス釣りに関していえば、ある特定のバスを指していうのではなく、フィールド全体を”相手”として、捉えるといい。バス釣りには、パターンがというものが定石ではあるが、そのパターンにも、釣れ方やサイズなど強弱がある。
つまり、同じフィールドにも様々なパターン、様々な状態のバスが存在することになるということだ。その様々な状態のバスのうち、どの状態を選択するか。それが、自分のペースとのマッチングであり駆け引きだ。
自分が手堅いと思っているアプローチがある場合でも、結果として、リズムが合わないときがある。数は少ないが、出そうな雰囲気のアプローチもある。自分とフィールドの状態から、自分のペースに持ち込むには、どういったアプローチを選択すればよいのか。
様々な葛藤がそこにはあるだろうが、それが、まさに”駆け引き”であるともいえる。ゴリ押ししすぎてもNG、調整しすぎてもNG。自分のリズムにあるパターンを選択していこう。