ルアーには、それぞれ特徴があって、シーズナルな状況にマッチしたものがある。シーズナルな状況に加え、その時々のフィールドの状況を想定して、ルアーを選ぶ。
そして、あるジャンルの中からルアーを拾い上げ、眺めてみる。すると、なぜかワクワクするものというのがある。その形状がどうとか性能がどうとかではない。そのものが醸し出す雰囲気が、そう感じさせる。
その”根拠は判らないが、なぜかワクワクする”という感覚は、とても重要だ。それは、どんなノウハウよりも情報よりも勝る。そのとき、まず初めにするべきことは、そのワクワクの理由を探り出すことではない。
そのワクワクを噛みしめるというか味わうというか、それを増幅させるような感覚を楽しめばいい。それは、そのルアーで釣れるイメージなのかもしれない。過去に味わった経験を思い出すことかもしれない。
そのワクワク感の増幅による、より具体的なイメージが、”釣れる場の雰囲気”を作る。サカナは、釣りたいと思っていても釣れるものではない。むしろ、当然のように釣れるに違いないと感じていれば釣れるもの。
ルアーを手にしたときのワクワク感。その感覚を楽しみ、そして大事にしていこう。