一大イベントであった産卵が終わると、バスの行動の指針が、一気にベイトに変わる。とにかくベイトがいなければ、話にならないといっても過言ではないだろう。
水温が上昇傾向になってくると、ベイトのつき方にも変化が訪れてくる。夏にかけては上流部の岩盤など、水深が深すぎない、水通しの良い場所。上流部は水の流入もあるし、流れもある。
そして、岩盤は、水通しのよい証でもある。そういったところに集まったベイトに、当然のようにバスもついてくる。浮いているケースも多々あるが、ここは、1/4ozクラスのテキサスでアプローチ。
活性自体は、決して低くないとみて、むしろ、タイトに落とすことを重視してみる。4m前後であれば、底まで落ちても、追い食いしてくるケースも珍しくない。
まだまだ夏というには早い時期だが、カレンダーには固執しすぎないことだ。自然界では、太陽光の差し込む角度と、それに伴う気温や水温の変化。それが季節のバロメータだ。
そして、それに最も敏感なベイト。ベイトの動きをカレンダーとして考える。ベイトの動きを押さえて、季節をうまく先取りしていこう。