夏至。6月21日頃、北半球では、一年中で一番昼が長く、夜が短い。日の出日の入りの方向が最も北よりになるといわれる。
実際には、この前後1週間くらいの幅があるが、アングラーは、そういった状況を認識しておく。6月は、梅雨ということもあって、雨や曇りの日も多い。
雨や曇りはサカナの活性を上げるが、逆に晴れの日は、活性を下げる。このギャップの激しさを吸収できるかが、ひとつのキモとなる部分でもある。明け方まで雨はやみ、曇りから晴れ。
気候的に熱すぎないし、シブくないのでは?と感じてしまう。アフターから回復して、ベイトを追っているというイメージが先行するかもしれない。
雨や曇りの印象が強く、高活性のイメージを持つかもしれない。しかし、日の高さが最も高いということは、日差しが最も強いということ。それは、光が空気や水を通過する距離が、最も短くなるためだ。
サカナは、かなりタイトにストラクチャーに付く。この時期、雨の谷間の晴れ間に注意すること。雨のときと一変して、タイトな戦略で対応する。
「見失った」と焦る必要はないし、すべては、想定内の動きだから心配ない。6月のアンニュイ。サカナがアンニュイだからといって、アングラーまで、アンニュイになる必要はない。