なぜ、「釣り」をやっているのか。その先に、何を期待してやっているのか。もし、不安や苦しみを感じ続けているなら、目的と目標を履き違えているかもしれない。
目的と目標は違う。多くの人は、どこかで目標を目的としてしまい、自分で成長の幅をストップさせてしまう。目的は、最終的に得たい結果。釣りをすることで、何を得たいのか。
自然の中での開放感かもしれない。バスとの出会いにある充足感かもしれない。それは、少なくともライバルや競技に勝つことではないはずだ。競技に勝つことや、一回一回の釣果は、目的に向かうプロセスの「目標」に過ぎない。
たとえば、健康と開放感を得たくゴルフを始める。【目的】上達のためにシングルになる目標を立てる。【目標】しかし、気付けばスコアが伸び悩み、いつもストレスを感じながらやっている。
この状態は、目標が目的になってしまっている状態。本来の目的を見失ってしまっている状態。目的を見失わなければ、どんな困難も修正できる。目的を見失わなければ、目の前のことに一喜一憂しない。
目的を見失わなければ、目標の結果を上達のステップに置き換えることができる。これが、うまく上達していくための小さなコツだ。