バスが、疑似餌にアタックする確率、それは、1%程度だという。しかし、生餌だからといって、その確率は、30%を決して超えない。
もちろん、その確率はバスとベイトの関係性による、そのフィールドの安定度による。正常な食物連鎖のピラミッドを形成していなければ、バスは、常に餌が不足しているということになる。
だから、ルアーなどへの反応もよくなる。しかし、すでに安定しているフィールドでは、ルアーへの反応率は、ぐっと下がってしまう。もし、とにかくバスを釣りたいというならば、生餌にすれば、確率は何十倍も上がる。
それでも、ルアーで釣りたいというなら、それは、もう「好きモノ」の領域であることを覚悟する。「わざわざ釣りにくい方法で、釣ることをを選ぶ」なぜ、その難しい方法を選ぶのか。
その過程で、何を楽しむのか。それを見失ってはバス釣りはつまらなくなる。バス釣りは、釣る事だけ食べる事だけを目的としない。バスに到達するまでの、そのプロセスを楽しむもの。
「何も考えないで、楽して、とにかく釣りたい」これでは、バス釣りの楽しみ方としては、もったいない。釣れないと、ただつまらないと感じてしまうのは、バス釣りを、ただの釣りにしてしまっている。
釣れないときにも、また楽しみ方はある。それも、またプロセスのひとつであることに違いないのだ。