ビッグフィッシュは、一等地を陣取る。この法則は、どこのフィールドでも変わらない。一等地というのは、時合いによって変わるが、基本的には、良いシャローが絡む。
ベイトの動き、そして全体から見たシャローの在り方。ただし、一等地だからといって、四六時中いいとは限らない。そこには、時合いというものがある。
ダム湖など、放水などによって流れが出来る場所、そういった場所では、一等地の評価は流れで変わる。その時合いを見計らってアプローチしなければ、せっかくの一等地でもいい思いはできない。
では、そういった場所で流れがなければ、ボートを浮かべたまま、諦めて座り込んでしまう?そこには、時合いが悪ければ、悪いなりの戦略がある。まず、流れなどの時合いの影響を受けにくい場所。
ワンド奥のシャローカバーなどは、年中そこに居座る固体がいることも事実。物陰に潜む個体は、基本的に反応を得やすい。確かに数は少ないかもしれないが、時合いに関係なく、バスはそこにいる。
時合いが悪いと感じたら、時合いの影響を受けない場所。そこで、ある意味時間をつぶしてみる。そして、時を見計らって一等地に向かう。時合いという要因は、決して無視はできない。
しかし、必要以上にそれに振り回される必要もない。良いも悪いも、それぞれに攻め方がある。その見極めも、また大きな力量のひとつだろう。