プロとアマの違いは、区別の違いにある。プロの領域に近づくつもりがなくとも、プロの真似事をして、結果を出したいなら無視出来ない。プロがどんな方法を使っているか。
それよりも、どんな「区別」を行っているかに着目する。それは、一般の人が行っている「区別」より、はるかに、より細かく、より小さいもののはずだ。イチローは、バットを数ミリ単位で調整する。
それは、到底真似ができるものではない。しかし、それに近づくために真似できることもある。そのために必要なことは、技術の修練かもしれない。繊細さや注意力、集中力かもしれない。
今の自分が、何かを捉えているとき、その大きさや範囲は、どれくらいだろうか。それが、大きく定義され、曖昧であるならば、まずは、それを小さく、細かくしてみることだろう。
この辺りではなく、これがこうなっているところ。こんな感じではなく、これをこうしてこうする。その積み上げが、より細かい「区別」となっていく。
あの人と同じようにしているはずだけど・・・」そう感じているならば、「区別」の仕方に着目しよう。何を、どう区別しているかに着目して、その人の動作や言動を観察してみよう。欲しい答は、そこに潜んでいるはずだ。